天人合一思想と天地人三才思想
姉(師匠)整体教子(せいたいきょうこ)と弟(弟子)整体学(せいたいまなぶ)によるお話形式の東洋医学基礎講座です。
(師匠)空気や食物は天と地の産物で、人は自然の中で生きていています。人は小自然として大自然の一つとして大自然と同様なものとして考えていたの。
天と地からなる自然と人は同じように出来ているという天人合一思想が生まれたの。
そして気という一種のエネルギーをもとに大自然や人を理解しようとしていたの。
つまり人と自然の仕組みは同じに出来ていて気という目に見えない働きで大自然を考えてみたの。
(学)難しいけど、僕がお腹がへるのは自然のせいだということですね。
(師匠)学のお腹がへるのは自然のせいというよりも自然と同じという事ね。
(学)つまり食いしん坊は僕のせいじゃないという事だね。
(師匠)う~ん、そうかな~。
また、天地人三才思想というのがあるわ。天には陽(の)気、地には陰(の)気があり陽気と陰気が調和して天と地の中間に人の気がつくられるということね。
そしてこの考えが三焦理論に関係しているの。人の体を上焦・中焦・下焦と分けて考えたの。
上焦は肺や心、中焦は肝・胃・脾・胆、下焦は腎・小腸・大腸として、上焦は陽性の活力を配り中焦は陰性の活力を配り下焦は飲食物の処理をするという考えなの。
(学)陽性の活力って何?
(師匠)わかりやすく言うと陽性の活力は空気・陽気などで、陰性の活力は飲食物から吸収した栄養で、飲食物の処理は排泄物ということね。
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