整体学校プチ入学講座

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整体学校プチ入学「東洋医学」編

姉(師匠)整体教子(せいたいきょうこ)と弟(弟子)整体学(せいたいまなぶ)によるお話形式の東洋医学基礎講座です。

(教子)学、お父さん腰が痛くなったと言っていたけど何したの!
(学)骨盤がズレていたから整体で治してあげたんだ。
(教子)何も知らないのに整体しちゃだめでしょ。
(学)大丈夫だい。僕だって教子姉ちゃんのように出来るよ。
(教子)何も知らないのに、見よう見真似で整体しちゃだめ。良くなるどころかケガしちゃうでしょ。整体はちゃんと勉強してからやらないとダメですよ。
(学)じゃあ僕にも整体教えてよ。
(教子)もっと大きくなってからでなきゃだめ、まだ早いです。
(学)そんなこと言わないで、ねえねえ整体教えてよ。いいでしょ。
(教子)じゃあ実技はダメだけど整体に関した東洋医学を教えてあげる。
(学)えーほんと。師匠お願いします。ぜひ教えてください。
(教子)まだ整体院で3か月しか働いてないのに師匠だなんて呼ばないで。
(学)いえいえお師匠様よろしくお願いします。
(教子)まいっか、エッヘン、では聞くように。

昔々、古代中国のお話です。
(学)お爺さんとお婆さんがいたんでしょ。
(教子、師匠)お爺さんとお婆さんもいたけど、子供も青年も中年もいました。日本昔話では無いの。 昔といっても私たちのお爺さんやお婆さんの子供の頃よりもっともっとず~と昔、紀元前、2千年以上もっと昔のお話。 昔医療の中心は祈祷だったの。つまりお祈りね。呪術師が神様に病気を治してくださいとお願いしたり、治って欲しいと願っていたの。
(学)僕も祈祷しているよ。
(師匠)エー、学も古代の呪術師だったの?
(学)僕は今日のおやつはケーキが出てくるといいなと願っています。できたらチョコケーキをお願いします。
(師匠)そうじゃなくて病気の回復を祈祷していたの。 その他には痛いところをなでたり火や煙を近づけて治療したり、草の汁を飲ませて治療したり、皮膚を傷つけて血を出して治療したりしたの。 痛いところをなでることは「按蹻」つまりあん摩や指圧へとつながっていったのね。火や煙を近づけて治療したのは灸法ね。 今はもぐさを使ってお灸をしたり、自分で手軽に出来るお灸もあるわね。
(学)火を近づけるなんて熱そうだね。
(師匠)そうね熱そうね。おじいちゃんやおばあちゃんが子供の頃はいたずらをすると罰としてお灸をすえるぞってしかられたそうよ。 草の汁を飲ませる事は湯液療法ね。
(学)にがそうだね、ウサギになった気分だね。
(師匠)ハハハ、そうね、苦いものが多かったでしょうね。ドクダミ茶なんて飲むと苦いわよね。 「良薬口に苦し」と言うわね。現在でも薬草を煎じて飲んだりするわね。
ドクダミ、ゲンノショウコウ、柿、枇杷など葉の部分を使うもの
桔梗、オオツヅラフジ、タラなどの根・木部を使うもの
ハトムギ、ハブ茶など種や実を使うものなどがあるわ。
(学)僕は苦いのは飲めないよ。
(師匠)今の薬は錠剤や顆粒状で飲みやすくなっているから学は現代に生まれてよかったわね。・・・つづく天人合一思想|整体学校プチ入学

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