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生体恒常性(ホメオスターシス)について

体の内部では体温、血液中の糖分・脂肪分・塩分など様々な要素が一定の範囲になるよう交感神経と副交感神経によりコントロールされています。
交感神経が活発に働くと主に活動的な体制になります。古代なら虎と遭遇し戦うか逃げるかとゆうような場面では鼓動は速くなり血糖値を上げ体が動ける体制になります。
逆に食後や睡眠の時には副交感神経が活発になり血流は筋肉ではなく消化器系に流れ消化や睡眠の状態になり体を休めます。
このような時に交感神経と副交感神経が自律神経系、内分泌系、免疫系に働きかけて濃度・温度などが行き過ぎないよう、また少なすぎないように調節しています。
自律神経系では酸素が不足すると呼吸の回数が速くなったり呼吸が深くなったりする事や、体温が下がると体表や抹消の血管を細くして血流を調節して体温を外部に逃がさないように調節しています。
内分泌系ではホルモンの分泌を調節することによりコントロールしています。食後には腸から血中に糖分を吸収し血糖値が高くなるとインスリンを分泌し血中の糖分を細胞に取り込んだり、逆に運動して血中の糖分が下がると血中に糖分を放出するようなホルモンを出して調節しています。
免疫系では、白血球やリンパ球の働きによりいろいろな菌から守っています。
このように体内のいろいろな要素を一定に保つ働きを生体恒常性(ホメオスターシス)といいます。

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